Vagrantでディスクを追加してLVMで論理ボリュームを作成したお話。
概要
いつまで経ってもディスクの追加とか、ディスクサイズの拡張とか、パーティションの作成とか、マウントとかが理解できないので実際にやってみたメモ。
環境
CentOS7
やってみた
Vagrantでディスクを追加する
Vagrant、と言ったものの実際には、VirtualBoxの管理GUIで該当のVMにストレージを追加しました。Vagrantでストレージの追加ってどうするんでしょう?
デバイスを追加
追加したデバイスの確認
lsblk
それっぽいのが現れていることを確認。この場合はsdbでした。
パーティションの作成
fdisk /dev/sdb
好きな数だけパーティションを作成します。
物理ボリュームの作成
pvcreate /dev/sdb1
作成したパーティションを物理ボリュームとして作成します。
pvcreate がインストールされていない場合
# yum install lvm2
もしpvcreateを実行して「見つからないよエラー」が発生した場合には焦らずインストールします。
物理ボリュームの確認
pvdisplay
作成した物理ボリュームを確認します。
ボリュームグループの作成
vgcreate vg_vol1 /dev/sdb1
物理ボリュームを元にボリュームグループを作成します。
ボリュームグループの拡張
vgextend vg_vol1 /dev/sdb2
上記は、すでに作成しているボリュームグループに物理ボリュームを追加する方法です。
論理ボリュームの作成
# lvcreate -n lv1 -L 2G vg_vol1
ボリュームグループから(?)論理ボリュームを作成します。-n オプションが名前の指定で、-L オプションがサイズ指定。最後の「vg_vol1」が元となるボリュームグループです。
論理ボリュームの確認
# lvdisplay
無事に作成されたか確認します。
確認って大事ですよね。
論理ボリュームにファイルシステムを作成
mkfs.xfs /dev/vg_vol1/lv1
ファイルシステムを作成しないことには、ディスクは使えません。上記ではxfsというファイルシステムを論理ボリュームに作成しています。
論理ボリュームのマウント
mount /dev/vg_vol1/lv1 /mnt/mount1
ファイルシステムを作成したので、実際に利用したいディレクトリにマウントします。上記では/mnt/mount1にしていますが、/dbでも、/home/postgresでも。要は使いたいところに差し込むイメージですね。
注意点としては、OSを再起動させるとマウントが解除されることです。永続化、というかOS再起動時に自動的にマウントさせたいのであれば/etc/fstabに記入しておく必要があります。
マウントの確認
df -h
無事に作成したファイルシステムが指定したディレクトリにマウントされていると、無事に利用できる状態になっています。
まとめ
マウントの概念って慣れないと難しいです。それとタイトルにVagrantで、とつけてみたもののVagrantはあんまり関係ありませんでした。